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免疫の大切さ

免疫のお話


高齢者大国となった今、寿命が延びて病気が増えるのは仕方のないことかもしれません。また、ストレスの増加や、食品等に含まれる化学物質を知らず知らずのうちに体内に取り込んでいることも事実です。更にもともと人に備わっている、自分の病気を自分で治そうとする力=免疫力が低下しているのも現代の特徴です。最後まで元気で、人の手を借りずにいたいと思うことは、誰しもの願いだと思います。そのためには、日頃から歩くことを意識し、適度な運動をして足腰を鍛えておくことが大事です。それから体の内側のケアを怠らないこと。自分の体は自分が摂取したものの産物です。不足したり、偏った食事の積み重ねがないように、野菜の摂取や食物繊維やミネラルを充分意識した食生活を心懸けることが基本です。そしてもうひとつ、健康を維持しておくこということが大切になってきます。免疫力は20歳をピークに年々低下するといわれています。若い頃はすぐ治った風邪が、年を重ねると後々まで尾を引いてしまう・・・なんてことが、よくあるかと思います。体力の衰えを感じ始めたら、積極的に健康に留意したバランスの良い食事や、サプリメントを取り入れることも大切だと考えます。

血液中の細胞

【血液中の成分は大きく3つに分けることができます。】

①赤血球(せっけっきゅう)・・・全身に酸素を運びます

②血小板(けっしょうばん)・・・出血時に血液を固めます

③白血球(はっけっきゅう)・・・細菌などの異物から身体を守ります

血液中の細胞

血液中の細胞
血液中の細胞
免疫のしくみは大きく分けると「自然免疫」と「獲得免疫」のふたつに分けられます。自然免疫とは、病原体や異常細胞などに対して、生体が生まれながら(自然)にもっている抵抗性です。正常な細胞ではないと認識すると、マクロファージや好中球が、無差別にどんどん食べて消化したり、NK細胞が細胞を破壊する物質を放出して、排除します。この攻撃はすぐに開始できるので、免疫システムの第1段階とも言えます。しかし、この自然免疫ではカバーしきれないものがあります。それは、血液中に流れている小さな毒素分子や細胞の中に入り込んだ病原体などです。こういった事態に対処できるのが、免疫システムの第2段階ともいえる、獲得免疫です。血液中の細胞獲得免疫は、敵の特徴を「獲得」して記憶し、その敵に応じた効果的な攻撃をします。その攻撃方法は大きく2つに分かれ、それぞれ細胞性免疫と体液性免疫と呼ばれています。この2つはどちらも、病原体の情報が樹状細胞などからナイーブT細胞に伝わることで活発に機能しますが、その情報によって、どちらが活発化するか決まります。細胞性免疫ではキラーT細胞などの免疫細胞自体が主体になって攻撃するのに対して、体液性免疫では、B細胞が産生する抗体が主体となって、病原体などを攻撃します。獲得免疫は効果的な攻撃ができる半面、攻撃開始までに時間がかかり、それを逆にカバーしているのが、素早い反応ができる自然免疫なのです。
①細胞性免疫(Th 1型)NK細胞やマクロファージ、キラーT細胞など、免疫細胞自体が主体となって、細菌やウイルスに感染した細胞やガン化した細胞を攻撃します。
②体液性免疫(Th 2型)B 細胞と呼ばれる免疫細胞が、体液中に侵入した異物に対する溶液状の抗体を作り出し、その抗体が細菌を溶かしたり、毒素を中和させる役割を果たします。また、花粉症などのアレルギー反応にも関わっています。

細胞性免疫とは簡単に言うと「細胞が直接外敵(異常細胞)を攻撃する」防御です。攻撃をしかけることができる免疫細胞は次の3つです。
血液中の細胞
このうち、キラーT細胞が増殖し、活発に活動するためには、1型ヘルパーT細胞(Th1細胞)の助けが重要となります。Th1細胞は、ナイーブT細胞が体に侵入してきた異物の情報を受け取ることによって、 Th1型に分化したものです。この細胞が放出するタンパク質の物質(サイトカインといいます)が、キラーT細胞やマクロファージを活性化させ、異常細胞の破壊を後押ししてくれます。ですので、細胞性免疫といえばTh1細胞の存在を抜きにするわけにはいかないのです。血液中の細胞体液性免疫は、細胞性免疫と同様に、生物がもつ免疫力の一つです。細胞性免疫では異物の情報によって、ナイーブT細胞がTh1細胞に変化するのに対して、体液性免疫では、ナイーブT細胞はTh2細胞に変化します。このTh2細胞がB細胞という免疫細胞の抗体産生を促します。抗体は特定の異物と結合することで、その異物を排除する作用を起こす物質で、血液や体液中に存在することから、抗体による免疫反応を「体液性免疫」と呼びます。ワクチンは病原体の一部や毒素を弱めたもので作られているので、接種するとそれらの情報がナイーブT細胞に伝わり、感染前に病原体に対する抗体が作られます。こうして前もって体内に抗体を作っておくことで、実際の感染時における症状を抑える、というわけです。

NK細胞の重要性
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)は人間が本来、体内に持つ力によって病気等を引き起こす悪い細胞を撃退するという働きから名付けられたものです。私たち人間は約100兆個の細胞から構成され、体内では一日1兆個もの細胞が生み出され、健康な人でも毎日約5,000個の悪性の細胞が生み出されていると言います。血液中の細胞NK細胞はこういった悪性の細胞を撃退し、例えば外部から侵入したインフルエンザ等のウィルスに感染した細胞を撃退する働きをしています。血液中の細胞NK細胞(ナチュラル・キラー細胞)は、細胞内に顆粒をもつ大型のリンパ球です。この細胞内の顆粒は、タンパク質を分解する物質などでできており、NK細胞がウイルスに感染した細胞や、がん化した細胞を発見するとすぐに、細胞外に放出され、これら異常細胞に穴をあけて破壊します。このような素早い反応で異常細胞を破壊できるため、NK細胞は、生まれながらに体に備わっている自然免疫において、重要な役割を果たしているといえます。血液中の細胞また、この性質からNK細胞は免疫力を評価する指標に用いられています。被験者から採取したNK細胞と、ある種の腫瘍細胞を試験管内で戦わせ、どれだけNK細胞が腫瘍細胞を破壊したかを調べた結果を判断し、『NK細胞が活性化している=免疫力が上がっている』と評価するのです。人間の体は、NK細胞が悪い細胞を撃退してくれているおかげで健康を維持できると言われています。このNK細胞の働きの度合い(NK活性)には年齢、疲労、ストレス、生活習慣等によって大きな差が生まれます。NK活性が低い体では、体内に生まれた悪性の細胞を撃退する力が弱くなり、結果的にインフルエンザ等の感染症やガンを発症したりすると言われています。また、ストレスが免疫力低下を招くという話をよく聞かれるかと思います。その仕組みをここで少しお話しましょう。過労や心の悩みなど、過度のストレスがかかると、脳からストレスに反応した「ステロイドホルモン」や「神経伝達物質」が分泌されます。これらの成分は、自律神経のバランスを崩し、交感神経を過剰に緊張させる一方、副交感神経の働きを低下させます。交感神経が高ぶることで、顆粒球(免疫細胞の一種)が増加し、化膿性の炎症反応が引き起こされます。血液中の細胞また、副交感神経が弱まることで、T細胞やNK細胞などのリンパ球が減少し、感染症にかかりやすくなってしまいます。こうして、免疫細胞数のバランスが崩れることも一因となって、ストレス過多はさまざまな病気の土台となってしまうのです。
免疫の大切さ
私たちの体には、大腸菌や乳酸菌などの腸内細菌をはじめ、多くの菌が共存し
ています。この中には普段おとなしくても、免疫力が落ちた時に悪さをする
ものがいます。感染症に負けない体づくりを日頃から心がけ、いつまでも元気に暮らせ
るよう、健康維持に努めたいものです。

上図のように、65歳以上の高齢者人口は年々と増えていきます。超高齢化社会を健康で自分らしく、しっかりと生きていくことは非常に重要です。国民が心身ともに健康で生きていることへの充実感を享受できる社会の実現に寄与する。すなわち会社理念の「ソフィβ-グルカンを通じて社会に貢献する」に繋がると思っております。
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